テキサスは外気温が4度まで冷え込んだ感謝祭の日のこと。私は長男のハンターを、フリース地のクマさんスーツから汗だくの小さな肉まんみたいに剥がしていました。義母が「赤ちゃんは冷えるからね、かわいそうに」と、長袖のロンパースに厚手のセーター、そのクマさんスーツ、さらにチャイルドシートの上から分厚いウールの毛布まで掛けるように譲らなかったんです。私はEtsyショップのホリデーシーズンの忙しさで寝不足でクタクタだったので、義母の言う通りに着込ませておきました。でも、妹の家に着いておむつを替えようと服を脱がせると、息子の胸はまるでペパロニピザみたいになっていたんです。真っ赤になって、小さなブツブツがびっしり。息子は火がついたように泣き叫んでいました。新米ママが信じがちな最大の嘘、「あせもは真夏にしかできない」に気づいたのはその時です。

もちろん、私はパニックになりました。初めての育児では、子どもの肌に謎の斑点ができると一瞬で頭が真っ白になりますよね。洗濯洗剤のアレルギーか、何か珍しい赤ちゃんの麻疹(はしか)じゃないかと思って、翌朝すぐに小児科へ駆け込みました。デイビス先生は、服を着せられすぎた可哀想な息子を一目見てため息をつき、「ただのあせもですね」と教えてくれました。

先生はそれを紅色汗疹(こうしょくかんしん)と呼びました。赤ちゃんが暑くなりすぎたときに起こる症状の、なんだか難しくて立派な医学用語みたいですね。先生の説明で私が理解したところによると、赤ちゃんは汗腺が未発達な状態で生まれてくるため、まだうまく汗をかけないそうです。だから、化学繊維のフリースを3枚も重ね着させたりすると、汗が皮膚の表面の下に閉じ込められて毛穴が炎症を起こし、チクチクしてかゆいブツブツになってしまうんです。

ママの胸が、赤ちゃんのほっぺのブツブツの原因になることも

2人目の子のときは、もうすっかりコツを掴んだと思っていました。薄着にさせて、部屋も涼しく保っていました。ところがある朝、可哀想に娘のほっぺたからおでこにかけて、ひどいあせもができてしまったんです。帽子も被っていなかったし、厚手のセーターも着ていなかったので、私はすっかり戸惑ってしまいました。

ここだけの話、正直に言いますね。原因は私の「おっぱい」でした。正確に言うと、テキサスの猛暑のなか、肌と肌を密着させて授乳していたことと、授乳開始からの最初の1ヶ月を乗り切るために私がベッタリと塗っていた、とてもこってりしたラノリンのニップルクリームの組み合わせが原因だったんです。先生によると、重たい軟膏やワセリンは赤ちゃんの顔に直接付着して、あの小さくて未発達な汗の穴をあっという間に詰まらせてしまうそうです。私はソファの上で、お互いに汗だくになりながらスマホでお客様のメールに返信していたんですが、なんと授乳するだけで、生まれたばかりの娘の顔に大量の吹き出物を作ってしまっていたというわけです。

これを早く治したいなら、赤ちゃんをおむつ一丁にして、パパが文句を言うくらいにエアコンの温度を下げ、赤ちゃんの肌がちゃんと呼吸できるようになるまで、冷たいタオルでこってりしたクリームをしっかり拭き取ってあげるのが一番です。

ポリエステル製のギフトとの終わらない戦い

ベビーシャワーのプレゼント選びで、安価でモコモコした化学繊維の服がどれほど人気を独占しているかについてお話しさせてください。私がどんな素材のことを言っているか、きっとお分かりですよね。大型スーパーの売り場でおばあちゃんたちが夢中になる、あのツヤツヤで極厚の「ミンキー(Minky)」ポリエステルです。通路で触ったときのふんわり感がたまらないからと、彼女たちは巨大で重たいスリーパーや、モコモコのおくるみを買い込んでしまうんです。

My ongoing war against polyester gifts — The Truth About Baby Heat Rash (Even in the Middle of Winter)

でも、ポリエステルや化学繊維のフリースには恐ろしい真実があります。それは、実質的に「ビニール袋を着ている」のと同じだということです。通気性はゼロ。本当にゼロなんです。一番下の子に、プレゼントでもらったモコモコのロンパースを着せてチャイルドシートに乗せたら、1時間後には背中が汗でびっしょりになっていて、あの見覚えのある赤いブツブツが首元にまで広がっていました。外がどんなに凍えるほど寒くても関係ありません。赤ちゃんの体温の逃げ場がなければ、熱は肌に跳ね返ってきて、そのまま蒸れてしまうんです。

本当に腹立たしいのは、ベビー服メーカーはそのことを知っているはずなのに、「あせも製造機」としか思えないような、可愛くてモコモコの冬服を次々と作り続けていることです。私はついに、子ども部屋にあった化学繊維のブランケットとフリースのロンパースを全部かき集めて、動物保護施設に寄付しました。だって、子犬なら私たちの子どもみたいに汗をかかないですからね。前にどんなに可愛い森の動物たちの柄がついていようと、私はもう二度と、プラスチック製の生地を赤ちゃんの肌に近づけないと心に誓いました。

もしあなたのお母さんが「サラサラにするために、汗ばんだ首回りにベビーパウダーをはたいてあげなさい」と言ってきたら、ニコニコとうなずきながら、そのボトルをそのままゴミ箱に捨ててください。パウダーを吸い込んでしまうと、呼吸器系にとって恐ろしいことになりますから。

本当に呼吸するお洋服

長男のハンターで痛い目を見て以来、私は赤ちゃんの肌に触れるものに対して、とてつもなく厳しくなりました。天然素材は、ベージュで統一した子ども部屋をインスタに載せるママたちのための単なるおしゃれトレンドではありません。かゆみで泣き叫ぶ赤ちゃんをどうにかしたくないなら、文字通り「医学的な必需品」なんです。

The clothes that actually breathe — The Truth About Baby Heat Rash (Even in the Middle of Winter)

特に真夏に子どもたちを連れて郵便局へ駆け込むようなとき、私の絶対的な命綱となっているのがオーガニックコットン・ノースリーブ・ボディスーツです。もう何着持っているか分からないくらいですが、いつもまとめ買いしています。これこそが理想の服です。しっかり呼吸できる薄さで、むちむちの太ももに擦れない柔らかさ。そして、謎の肌トラブルの原因になる化学染料を一切使っていません。私はこれを、文字通りすべての服のベースレイヤー(肌着)として使っています。寒ければ、この上に通気性の良いセーターを着せますし、暑ければこれ1枚だけ。およそ20ドルくらいですが、3日おきにステロイドの軟膏を買う必要がなくなるので、長い目で見ればお財布にも優しいんです。

Kianaoのフリル袖オーガニックコットン・ボディスーツも持っています。正直に言うと、生地は素晴らしくて汗もしっかり逃がしてくれるんですが、あのフリル袖には少しイライラさせられます。教会に行くときや家族写真を撮るときには間違いなく可愛いんですけど、チャイルドシートの5点式ハーネスを締めようとするたびに、ベルトの下で小さなフリルが丸まってしまって、娘が嫌がるんです。服自体はとても良いものですが、何でもない平日の火曜日を乗り切るようなときには、やっぱりシンプルなノースリーブの方に手が伸びてしまいますね。

子どもの服選びという当てずっぽうのゲームにもう疲れたなら、赤ちゃんを「歩くサウナ」にしてしまわないような、本物のオーガニックベビー服のコレクションをぜひ一度覗いてみてください。

本当に赤ちゃんを涼しくしてくれるもの

すでに手遅れで、あせもで痛々しい赤ちゃんの姿を目の当たりにしたとき、一番難しいのは「何もしないこと」です。ママとしては、なんとかしてあげたいですよね。クリームをたっぷり塗ったり、何かスプレーしたり、軟膏をすり込んだりしたくなります。私のおばあちゃんは、何にでもオートミールペーストを塗るのが一番だと信じて疑いませんでした。

でも、デイビス先生は私の目をまっすぐ見て、「あせもにこってりしたクリームを塗るのは、火に油を注ぐようなものです」と言ったんです。必死に開こうとしている毛穴を、わざわざパテで塞いでしまっているようなものだと。私の経験から言っても、本当に効果があるのは「水」と「空気」だけです。

私はベビーバスにぬるま湯を張ります。泣き叫ばないように冷水にはしませんが、普通のお風呂よりは確実に涼しい温度です。そして、石鹸は一切使わずに、10分間くらいパシャパシャと遊ばせます。石鹸はブツブツをさらに刺激してしまうことがあるからです。お風呂上がりは、タオルでこすって拭くのはNGです。摩擦が起きて赤みがひどくなるので、リビングに敷いたタオルの上に裸のまま寝かせて、自然乾燥させます。ええ、おしっこを引っかけられるかもしれませんよ。でも、それは覚悟の上で背負うべきリスクです。

寝るときも、厚着させるのは完全にやめました。今は軽やかなバンブー(竹)素材だけを使っています。あの恐ろしいフリースのプレゼントの代わりに、今はKianaoのカラフルフラワー・バンブーベビーブランケットを使っています。バンブー素材って不思議で、手に取ったときに少しひんやりと感じるくらいで、お昼寝中の汗をしっかり吸い取ってくれるんです。一番下の子は毎日のお昼寝でこのブランケットを使っていますが、これに変えてから首にあせもができたことは一度もありません。

赤ちゃんの肌が荒れているのを見る不安は決して消えることはありませんが、少なくとも今は、もうパニックになる必要はないと分かっています。ただ服を脱がせて、涼しくしてあげて、本当に通気性の良いものを着せればいいんです。

化学繊維の服で赤ちゃんが暑がっていないかと不安な夜をまた過ごす前に、デリケートな肌を快適に保ってくれる、Kianaoのショップの通気性の良い天然素材のアイテムをぜひチェックしてみてください。

あせもについてのよくある(厄介な)質問と答え

このブツブツは治るまでどれくらいかかるの?

厚着やこってりしたローションで赤ちゃんの肌を窒息させるのを本当にやめれば、たいてい2〜3日くらいで赤みが引いてくるはずです。もしそれ以上かかったり、ブツブツの中に膿(うみ)が溜まっているように見えたりしたら、潔く諦めて小児科に電話してください。感染症を起こしているかもしれません。

あせもに母乳を塗ってもいいの?

ネットを見ると、結膜炎から税金の悩みまで、母乳は何でも治せるみたいに書かれていますよね。でも、2人目の子で試してみたら、正直、ベタベタになって娘が不機嫌になっただけでした。あせもを治すには、毛穴を清潔にして乾かしておく必要があります。だから、母乳の糖分や脂肪分を足しても、うちの場合は全く効果がありませんでした。シンプルに冷たいお水だけにするのが一番です。

あせもができていてもお出かけできる?

8月のテキサスに住んでいるなら、あせもができている赤ちゃんを外に連れ出すなんて、大泣きしてくれと言っているようなものです。私は、ひどい状態が落ち着くまでは、エアコンの効いた家の中で過ごすようにしています。どうしても外出しなければならない時は、薄手のコットン1枚だけを着せて日陰を歩き、ベビーカー用の扇風機を持参して常に風を送るようにしています。

お昼寝の後にあせもがひどくなっている気がするのはなぜ?

だって、赤ちゃんは自分の体温の中で2時間も寝ていたんですよ!部屋が涼しくても、ベビーベッドのマットレスに密着している顔の側面や背中は、どうしても汗をかいてしまいます。だからこそ、通気性の良いバンブー素材のブランケットや、薄手のコットンのシーツに変えることで、劇的に状況が良くなるんです。

あせもで救急病院に行くべきタイミングは?

かかりつけの先生から頭に叩き込まれたことがあります。生後3ヶ月未満の赤ちゃんで、38度以上の熱がある場合は、「ただのあせもかな?」なんて悩んで待っていてはいけません。すぐに救急病院へ行ってください。でも、いつも通り元気で、おっぱいもミルクもしっかり飲んでいて、皮膚が重なる部分に赤いブツブツができているだけなら、おそらくただの暑さが原因のあせもです。