昨日の午前4時、私はスリッパの上に吐いたばかりの小さな人間に、ボーアの原子模型を説明しようとしていました。彼は電子について書かれたボードぶっくの角をかじっていました。表紙には「赤ちゃんのための量子物理学」と書かれていましたが、現実はただの濡れた段ボールとヨダレです。親っていうのは、我が子を次のアインシュタインに育てようと思ってこういう本を買うんです。「量子」という言葉を何度も読み聞かせれば、「魔の2歳児」をスキップしてそのまま大学の研究所に直行してくれるんじゃないかと期待して。まあ、素敵な妄想ですよね。

私は以前、小児科の看護師をしていました。生後4ヶ月で「うちの子、成長が遅れてるんじゃないか」とパニックになる親たちを山ほど見てきました。看護の基本は病院でのトリアージです。誰が出血しているか、誰が息をしていないか、誰がただの絆創膏で済むかを見極めるんです。子育てはこれと全く同じですが、同僚がもっと頼りないという点だけが違いますね。寝ること、食べること、そして泣き叫ぶことの対処が最優先。それ以外はすべて贅沢品です。子どもに素粒子物理学を教えるなんて、最高級の贅沢ですよ。

救急救命室(ER)では、赤ちゃんが3回連続でくしゃみをしたからと連れてくる親たちがいました。そういう現場にいると、すぐにノイズをフィルタリングする方法を学びます。だから自分が親になった時、私はそういうパニックとは無縁だと思っていました。でも、違ったんです。STEM(理数系)教育の本みたいな、もっともらしい顔をしてパニックになるための賢そうなアイテムを買うようになっただけでした。

かかりつけの小児科医が、最初の数年間で赤ちゃんの脳は1秒間に約100万個の新しい神経回路を作るんだと教えてくれました。誰が数えたのかは知りませんけど。もしかしたら50万個かもしれません。大事なのは、目に見えない配線がとてつもない量で作られているということです。でも、彼らは方程式を暗記しているわけではありません。ママやパパの声の響きや、口の形をただ吸収しているだけなんです。

赤ちゃんって不思議ですよね。我が子は愛していますが、最初の6ヶ月間は基本的に「ただのうるさいお芋」でした。スヤスヤ寝ている時は「かわいいベビちゃん」、起きてカーテンを引きちぎっている時は「小さなゴブリン」と呼んでいます。夜、スマホをスクロールして「ちっちゃなベビ」だった頃の写真を見ながら、最初の数週間をどうやって生き延びたんだろうと不思議に思うことがあります。

家を破壊しながら、彼らが実際に学んでいること

実際の物理学についてお話ししましょうか。それはハイチェアの上で起こります。グリーンピースの入ったボウルを目の前に置きますよね。彼らはあなたを見て、グリーンピースを見て、そしてボウルごと床に払い落とすんです。

それが重力です。因果関係です。軌道と親の忍耐力を試すリアルタイムの実験なのです。彼らはグリーンピースが落ちるのを見て、プラスチックのボウルがタイルの床に当たる音を聞き、犬が証拠隠滅のために駆け寄ってくるのを観察します。しっかりと頭の中でメモを取っているんですよ。

次の日、彼らはスプーンがグリーンピースと同じ法則に従うかどうか確かめるために、スプーンを落とします。コップも落とします。隙あらばあなたのスマホも落とすでしょう。イライラしますが、これが科学なんです。

うちの息子は、重力に夢中になり始めた頃に歯が生え始めました。口の中がむず痒いので、落とさなかったものはすべて歯茎に直行です。物理学の本の角をかじるのをやめさせるために、クマの歯固めラトル 木製リングの知育おもちゃを買いました。悪くないですよ。木製のリングは丈夫なブナ材で、かぎ針編みのクマも可愛いです。ただ、青い毛糸の部分はすぐにヨダレでびしょびしょになるし、手洗いしなきゃいけないので乾くのにすごく時間がかかります。歯固めの魔法の特効薬とまではいきませんが、1回につき10分くらいは家具の破壊を防いでくれます。

「対象の永続性」というイリュージョン

これは赤ちゃん版「シュレーディンガーの猫」です。ブランケットの下に積み木を隠します。そこにあるでしょうか? 生後9ヶ月の赤ちゃんにとって、それは完全にこの世から存在しなくなったのと同じです。空中に蒸発してしまったんです。

The illusion of object permanence — The Honest Truth About Quantum Physics for Babies

見ていて本当に面白いですよ。おもちゃをブランケットの下に隠すと、黒魔術でも使ったかのような目で見られます。ブランケットの下を探そうとはしません。おもちゃはただ消え去ったんです。ポンッ。原子レベルに分解されてしまったかのように。

生後8ヶ月頃になって、ようやく布を払いのける方法を発見すると、彼らは「自分の意志で物体を現実世界に呼び戻した天才だ」と思い込みます。量子力学ではありませんが、これは「自分の視界の外にも世界が存在している」ということを理解するための基礎になります。

正気を保ちながら科学を教える方法

いいですか、フラッシュカードなんて捨ててしまって、キッチンの床に木製スプーンを落とさせてあげてください。そしてその時に鳴る音について話してあげましょう。カリキュラムなんて必要ありません。あなたが普段やっている何気ないことを実況中継するだけで十分なんです。窓から差し込む光を見る。排水溝に流れる水を見る。そんなに難しく考える必要ないんですよ。

息子がまだ「お芋」だった頃、私たちは木製ベビージム|動物のおもちゃ付き レインボー プレイジムセットを使っていました。これ、本当に気に入っています。クリニックでこの手のプレイジムを山ほど見てきましたが、大半はペラペラのプラスチック製か、意識高い系インフルエンサーの悲しいくらいベージュなリビングにしか似合わないようなデザインばかりでした。でも、これはちゃんとした色使いなんです。

うちの子はこれを使って構造工学のテストをしていました。ぶら下がっている木製のゾウさんを掴んで、Aフレーム全体を自分の頭の上に引きずり下ろそうと全身の力で引っ張るんです。でも、完璧に耐えてくれました。彼が張力や抵抗、そして自分の腕力について学んでいる間、私は15分間だけぬるいコーヒーを飲む時間を確保できました。

ピカピカ光って音程の外れた歌を歌うプラスチックのガラクタにうんざりしているなら、オーガニック木製おもちゃコレクションを覗いてみて、親としての正気を保ってくださいね。

誰もが陥る語彙力の罠

私たちが難しそうな言葉を読み聞かせるのは、自分たちが何か意味のあることをしていると思えるからです。「量子」「電子」「重ね合わせ」。かかりつけの小児科医は、珍しい言葉を読んで聞かせると脳の言語中枢が鍛えられると言います。まあ、理にかなってはいますよね。どのみち脳なんて基本的にはブラックボックスです。言葉を詰め込んでおくと、2年後にスーパーマーケットで「イヤ!」と大声で叫ばれるようになるんですから。

The vocabulary trap we all fall into — The Honest Truth About Quantum Physics for Babies

幼児には1日に3万語話しかけるべきだと言われています。誰にそんな体力があるんでしょうか。私は朝のコーヒーを飲む前なんて、夫に30語話すのすらやっとですよ。だから、陽子について書かれた本を読むことで5分間ぶっ続けで話せるなら、それは大成功なんです。

ママやパパの声のリズムには価値があります。ちょっと変わったボードぶっくのおかげで、座って少しでも熱意を持って読み聞かせができるなら、その本はちゃんと役割を果たしています。ただ、図解を理解してくれそうだなんて期待してはいけません。

最近の私は、もっぱら生物学に焦点を当てています。具体的に言うと、皮膚の境界層についてですね。うちの子は敏感肌で合成繊維に反応してしまうので、もう本当に面白いくらいにクタクタにさせられる悩みの種なんです。

私が彼にオーガニックコットン ベビー用 ノースリーブ ロンパースを着せ始めたのは、1日に6回も湿疹用のクリームを塗るのに疲れ果ててしまったからです。大きな頭にもすっぽり被せやすいほどよく伸びるし、ほぼオーガニックコットンで作られています。つまり、変な染料が体内に吸収されるのを心配する必要がないということです。通気性も抜群。とにかく実用的です。私が気にしているのはそれだけですね。

私が子どもをテストするのをやめた理由

ミレニアル世代の親たちは、子どもを「最適化」しなければというプレッシャーに息苦しさを感じています。アプリで睡眠を記録し、離乳食の摂取量を分析し、親として十分やっていると感じるためにSTEMの本を買う。本当に疲れちゃいますよね。

フラッシュカードなんてゴミ箱行きです。

クリニックでは、生後6ヶ月の我が子が認知面の発達目安を早くクリアできているかどうかで思い悩む親たちをたくさん見てきました。あのね、どの子もいつかは歩けるようになるし、話せるようになるんです。物理学のボードぶっくが大学受験の合否を決めるわけじゃありません。ただの本です。かじりたいなら、かじらせておけばいいんですよ。

子どもの認知発達についての不安のドツボにハマる前に、毎日の子育てを実際に楽にしてくれるサステナブルなベビー用必需品を手に入れてくださいね。

ググる気力すらない時のためのQ&A

赤ちゃんは本当に物理学を理解しているの?

いいえ。かかりつけの小児科医にこれを聞いたら笑われました。彼らが理解しているのは「泣けば親が現れる」ということだけです。今の彼らが気にしている物理法則はそれだけですよ。

STEM教育のボードぶっくってお金の無駄?

あなた自身が声に出して読むきっかけになるなら、無駄ではありません。脳の可塑性(それが本当に意味するところはともかく)のためには、たくさんの語彙に触れるのは良いことです。ただ、赤ちゃんの知能を劇的にハッキングできると思って買わないでくださいね。

頑張りすぎずに赤ちゃんの脳の発達をサポートするには?

洗濯物をたたみながら話しかけてあげてください。そして、勝手に遊んでくれる電子おもちゃを50個も買い与える代わりに、家の中にある安全なもので遊ばせてあげればいいんです。

子どもが本を食べてしまうんですが?

そういうものです。彼らは口を通して学びます。もし原子について書かれた段ボールの本をかじっているなら、彼らは紙の密度に関する触覚の実験をしているだけです。代わりに木製の歯固めを渡してあげましょう。

もう1歳なんですが、読み聞かせを始めるのは遅すぎますか?

待合室でこれでパニックになっている親たちを見たことがあります。読み聞かせを始めるのに遅すぎるなんてことはありません。全然遅れてませんよ。今日から本を手に取って始めてみてください。