2020年7月のこと。外は気温約31度、湿度90%のムシムシした日で、私は近所のコーヒーショップのコンクリートのテラス席に座っていました。自分の服が汗でぐっしょりになる中、生後5ヶ月の娘の服装について、3人の違う人たちから全く正反対の意見を言われていたんです。
義母はFaceTime中のスマホ画面の小さな四角の中で目を細めながら、マヤを見てこう言いました。「サラ、そんな長袖じゃ丸焼きになっちゃうわよ。どうして冬服なんか着せているの?」
次に、おそらく19歳くらいで絶対に子供がいなさそうなバリスタのお兄さんが、2杯目のアイスオーツミルクラテを運んできたとき。彼はマヤのぷちぷちのむき出しの太ももをじっと見て、「うわ、足が出てるけど、寒くないんですか?」と言いました。
そして全く同じタイミングで、妹から「今日の紫外線はまるでレーザービーム級」という記事のリンクと共に、こんなメッセージが届いたのです。『絶対に腕は隠してあげて!!!』
私はちょっとお高めのコーヒーをすすりながら、ただそこに座って娘を見つめていました。彼女が着ていたごく普通の綿の長袖ベビーTシャツは、あっという間に脇の下までずり上がり、まるでベビー用クロップドトップスのよう。ぷにぷにの裸のお腹が、ジリジリと照りつける太陽や風、そして見知らぬ人たちの評価にさらされていました。その時、私は気づいたんです。ベビー用の「普通の長袖Tシャツ」という概念自体に、根本的な欠陥があることに。赤ちゃんにはウエストなんてありません。彼らは脂肪とミルクでできた、ただただ可愛い小さな円柱なんです。つまり、重力と摩擦が常に彼らの服の邪魔をしているわけです。
お腹丸出し大問題
一般的なベビー用Tシャツに対する私の激しい怒りについて、少し語らせてください。あれをデザインした人は絶対に、生後6ヶ月の赤ちゃんがラグの上でズリバイの練習をする姿を見たことがないはずです。
長男のレオがリビングの床で、あの奇妙な匍匐(ほふく)前進のようなズリバイを始めた頃。彼に普通のTシャツを着せると、どれも一瞬で首の周りに丸まってしまいました。甲羅に引っ込む小さな亀のような姿になり、むき出しのお腹がカーペットに擦れて赤くなってしまうんです。本当に気が狂いそうでした。せっかく時間をかけて可愛いトップスを選んだのに、子供が横になった瞬間に、ただの奇妙な布製のネックレスに変わってしまうんですから。
正直なところ、半袖でも同じようにずり上がります。でも、少なくとも同時に「腕の布地」とも格闘しなくて済む分、まだマシです。
この時、私はついに悟りました。生後18ヶ月未満の赤ちゃんに、普通のTシャツを買ってはいけないんだ、と。絶対に無理なんです。股下にスナップボタンが必要です。服を子供の体にしっかり固定しなければならないんです。これに気づいてから、私はあの可愛い独立したTシャツたちをすべて寄付箱に放り込み、完全にボディスーツ(ロンパース)に切り替えました。するとどうでしょう、私のストレスレベルは劇的に下がったのです。
この問題に対する私の絶対的な救世主が、Kianaoのオーガニックコットン・ベビー長袖ボディスーツです。マヤが最初の1年間、ほぼこれだけで過ごしたと言っても過言ではありません。5%のポリウレタン(エラスタン)が入っていて伸縮性抜群なので、腕を折ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤすることなく、小さな腕を袖に通せます。そして股下のスナップのおかげで、服が「ちゃんと下りたまま」なんです。カーペットでお腹が擦れることもないし、コーヒーショップで変なへそ出しルックになることもありません。ちゃんと服を着た赤ちゃんの姿が保てるんです。
保育園の冷房はほぼ北極
私が8月に長袖を買うと、夫のデイブはいつも不思議そうな顔をしていました。小さな長袖のロンパースを持ち上げて、私の気が狂ったんじゃないかというような目で見るんです。でもそれは、デイブが保育園の送り迎えをあまりしていないから。

保育園や託児所に子供を預けている方なら、この空気感はもうお分かりですよね。外は気温35度、駐車場からチャイルドシートを運ぶだけで滝のように汗をかいているのに、保育園のドアを開けた瞬間、まるで肉の冷凍庫のような冷房の風を浴びるんです。絶対に、幼児たちが暴動を起こさないように室温を16度くらいに設定しているとしか思えません。
しかも保育士さんたちはいつも、「薄手の羽織れるもの」を丁寧に求めてきます。なぜなら、子供がリノリウムの床で腹ばいの練習をしている時は部屋が極寒なのに、日陰の小さな園庭に出た途端、今度はセーターではなく日焼け対策が必要になるからです。
だからこそ、赤ちゃんの長袖選びには戦略が必要なんです。室内では防寒着として機能しつつ、屋外では魔法のように通気性を発揮する生地が求められます。かなりハードルが高いですよね。
私が言っている「通気性の良い重ね着」がどんなものか見てみたい方は、当ブランドのオーガニックベビー服をチェックしてみてください。夏から秋にかけての、保育園でのあの面倒な服装調整の時期、これが本当に私のメンタルを救ってくれました。
アリス先生がボヤいた、紫外線と湿疹の話
実は、長男のレオは赤ちゃんの頃、ひどい湿疹(アトピー)に悩まされていました。肘の内側や膝の裏にできる赤く腫れた湿疹。彼が血が出るまでかきむしるのを見て、私も泣きたくなるほどでした。
小児科のアリス先生のところに連れて行った時のことを覚えています。先生はいつも寝不足のような顔をしている、とても率直で素晴らしい先生です。私が「何がいけなかったんでしょうか?」と尋ねると、先生はレオが何を着ているか聞いてきました。当時、私はセールで買った、安くて可愛いポリエステル混紡のパジャマのトップスを着せていたんです。
アリス先生には、要するに「子供をサランラップでぐるぐる巻きにしているようなものだ」と言われました。赤ちゃんは体温調節が大の苦手で、化学繊維の服を着せると熱や汗が肌にこもり、それが湿疹を猛烈に悪化させると説明してくれました。オーガニックコットンの繊維はもっと開いているとか、空洞になっているとか言っていたかな? 繊維科学のことはよくわかりませんが、睡眠不足の私の脳内ではこう変換されました。「化学繊維=汗だくの温室」、「オーガニックコットン=深呼吸できる」。
さらに先生は、生後6ヶ月未満の赤ちゃんには日焼け止めを塗るべきではないとも教えてくれました。肌が薄すぎて、化学物質を簡単に吸収してしまうからです。つまり、紫外線対策の唯一の選択肢は「布で物理的に覆うこと」なんです。そして話は、マヤと一緒にいたコーヒーショップのテラス席に戻ります。
腕は「絶対に」隠さなきゃいけない。でも、暑さで茹でダコにしてもいけない。つまり、紙のように薄くて、とびきり柔らかいオーガニックコットンが必須になるわけです。もし生地がスポーツウェアやヨガパンツのような感触なら、湿疹ができやすい新生児の肌からは遠ざけてください。
最終的に編み出した、重ね着の幾何学
最終的に、私は一つのシステムを構築しました。赤ちゃんの服選びに関する、非常に具体的でこだわりの詰まったシステムです。夫のデイブはただ盲目的にそれに従っていました。もし疑問を投げかけようものなら、私から紫外線の数値を調べるよう命じられるとわかっていたからです。

基本は、半袖を絶対的なベースレイヤー(肌着)として使うこと。私はオーガニックコットン・ベビー半袖ボディスーツがすごくお気に入りです。リブ編みになっていて、いくらでも伸びるんです。マヤにこれを着せて、もしガンガンに冷房の効いた場所に行く時や、太陽が照りつけている時には、その上に薄手の長袖を重ね着させていました。
さて、ここでもう一つの長袖の選択肢について話さなければなりません。これには少し複雑な思いがあるからです。Kianaoにはオーガニックベビー・長袖ヘンリーネックロンパースという商品があります。見た目は? 信じられないくらい可愛いです。デイブはこれに夢中になり、レオにブラウンを着せて「ちびっこ木こり」と呼んでいました。
でも、ここで疲れ切った母親からの、非常に正直な警告です。赤ちゃんがまだ小さいうちは、ヘンリーネックのようなボタン付きのロンパースを「夜寝る時」に着せるのはやめておきましょう。あの3つの小さな木のボタンは、火曜日の午後2時、カフェインをバッチリ摂取してインスタ用の写真を撮っている時には最高に可愛いです。でも午前3時。暗闇の中、うんち漏れを起こしておむつ替え台の上でカジキマグロのように暴れ回る赤ちゃんを前に、あの極小ボタンをかけようとしていると、自分の人生の選択すべてを疑いたくなりますよ。
ですから我が家では、ヘンリーネックは「絶対に」日中専用です。絶対です。夜間は、ガバッと開く肩のタイプ(エンベロープショルダー)と股下スナップの服のみ。そうじゃなきゃ、こっちが暴動を起こします。
ベビー服の混沌を受け入れる
というわけで、夏に長袖を着せているからといって「おかしい」と言われたり、どうせ脇までずり上がるような流行りのセパレートTシャツを買わなきゃいけないなんて思ったりしないでください。股下でしっかりスナップ留めできる、通気性が良くて伸縮性のあるオーガニックコットンのボディスーツを着せましょう。不思議そうな顔をするバリスタは無視して、これから2年間、終わりが見えないほどの信じられない量の「小さな洗濯物」と格闘することを受け入れるだけでいいんです。
とにかく大切なのは、大人の服のミニチュア版みたいに見えるかどうかよりも、赤ちゃんの快適さのほうがずっと重要だということ。柔らかい素材を選び続けてくださいね。
赤ちゃんが寝返りを打った瞬間にあごまでずり上がってこない、そんな長袖の重ね着アイテムを手に入れる準備はできましたか? Kianaoのオーガニックコットン・ボディスーツコレクションはこちらからチェックしてください。
とても個人的な、よくある質問(FAQ)
かつての私と同じように、あなたもきっと深夜2時にこの手のことをググっているはずだから。
なぜ保育園は夏でも事実上、長袖の重ね着を要求してくるの?
正直、マヤの先生に説明されるまでは馬鹿げてると思っていました。極寒の冷房のせいでもありますが、主な理由は衛生面と床の摩擦なんです。保育園の業務用の硬いカーペットでハイハイの練習をすると、小さな肘が擦りむけてしまいます。しかも、隣の幼児が床にクシャミでぶちまけた「何か」の上を腕で引きずって進むことになります。長袖は、いわば「洗える防護服」なんです。
普通のベビー用Tシャツがずり上がらなくなる日は来るの?
しっかりと歩き始めるまでは来ません。ただ寝転がったり、寝返りを打ったり、ハイハイしている間は、股下スナップのないシャツは全く役に立ちません。18ヶ月くらいになり、2本足で立って過ごす時間が多くなって、ようやく普通のTシャツは「スカーフ」ではなく「服」としての役割を果たし始めます。
長袖のボディスーツだけで寝かせても大丈夫?
もちろんです! 夏の間、マヤは文字通りオーガニックコットンの長袖ロンパースとおむつだけで寝ていました。アリス先生はいつも、「自分が着ているものより1枚多く着せなさい」と言っていました。私がTシャツに薄手のブランケットで寝ているなら、マヤは長袖ロンパースに薄手のスリーパーという具合です。首の後ろを触ってみて、汗ばんでいたら暑すぎ、冷たかったら1枚足す、という風に判断すれば大丈夫です。
正直、何枚くらい買えばいいの?
吐き戻しが多かったり、背中までうんち漏れするような子なら? 10枚ですね。冗談抜きで。レオが生後4ヶ月の頃は、1日に3着は洗濯していたと思います。マルチパック(まとめ買い)をおすすめします。ドライクリーニング専用の高価なベビー服は買わないでください。あれは罠です。
大型スーパーで売ってる普通のまとめ買いセットと、オーガニックコットンってそんなに違うの?
昔は「オーガニック」なんて、心配性な親からお金を搾取するための名目だと思っていました。でも、実際に触り比べてみると、生地の通気性が全く違います。安い化学繊維の混紡素材は、2回洗っただけで変な毛玉ができてゴワゴワになります。それに比べてオーガニック素材は、赤ちゃんの巨大な頭にも格闘せずにすんなり被せられるくらい伸びるし、汗を閉じ込めません。もしお子さんが湿疹でお悩みなら、100%その価値がありますよ。





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