半年前のトムへ、
君は今、午前4時12分の薄暗い子供部屋に立ち、双子のAちゃんに顔面を蹴られ、それに同調して大泣きするBちゃんをなだめながら、ちょっとした奇跡を起こそうとしているところだね。派手なパッケージのスーパーのプライベートブランドのおしりふきに手を伸ばし、1枚だけ取り出したつもりが、三流手品師が袖からシルクのハンカチを出すみたいに、17枚もズルズルと繋がって出てきてしまったはずだ。今の君は、ここではとても描写できないような汚れにまみれ、尊厳は完全に失われ、これから赤ちゃんのデリケートなお尻に、合成繊維で香料たっぷりのシートを使おうとしている。
僕は未来から、君にそのパッケージを今すぐ置くようお願いするためにこの手紙を書いているんだ。
忌まわしきシールのフタの裏切り
あの安いおしりふきのパッケージについている、シールのフタについて話そう。ドラッグストアの特売でまとめ買いして、数百円節約できたと思っているかもしれない。でも、あのペラペラの粘着シールが君の人生を台無しにするんだ。使い始めて3日もすれば、シールは小さなホコリや犬の毛を巻き込み、あるいは単に粘着力を失って、二度とピタッと閉まることはなくなる。
4日目には、一番上の数枚はコピー用紙みたいにカピカピに乾燥している。5日目には、怒り狂ったラグビーボールのように暴れる赤ちゃんを片脇に抱えながら、洗面所の蛇口で乾燥したおしりふきを必死に濡らして復活させようとしているはずだ。カチッと閉まる頑丈なプラスチック製のフタは、贅沢品じゃない。人間が生き延びるために必要不可欠なものなんだよ。高級ブランドがわざわざしっかりしたフタを採用している理由に気づくまで、僕はカピカピになった一番上のおしりふきを無言で呪いながら3ヶ月も無駄にしてしまった。少し高くても、ちゃんとしたものを買おう。君の精神的な安定は、節約した数十円よりもずっと価値があるんだから。
小児科の先生が教えてくれた、赤ちゃんの肌の真実
おしりふきが何でできているかなんて、今まで考えたこともなかっただろう。ただの「おしりふき」で、小さな人間用の湿ったトイレットペーパーみたいなものだと思っているよね。

先週、Aちゃんのお尻にアルプス山脈の立体地図みたいな発疹ができたから、娘たちを小児科クリニックに連れて行ったんだ。担当のエヴァンス先生は、「新生児の肌のバリア機能なんて、実質ないようなものですよ」とサラッと言った。赤ちゃんの皮膚は大人より約40%も薄くて、塗ったものを何でも吸収してしまうらしい。つまり、肌のバリア機能がほぼゼロのところに、僕らが1日に40回もなすりつけていた化学物質たっぷりの液体は、そのまま彼女の血流に吸収されていたってわけだ。
ごく普通レベルだった高校の化学の授業の記憶を辿ると、「〜エタノール」みたいな名前の成分は、人間の体に塗りたくるべきじゃないってことくらいは分かる。倉庫の棚に2年間置かれていても乾燥したりカビが生えたりしないように、あのおしりふきにはフェノキシエタノール(エヴァンス先生はかなり顔をしかめていたよ)のような防腐剤や、よくわからない石油の副産物がたっぷりと染み込んでいるんだ。安いからってプラスチックまみれの商品をカートに放り込む前に、疲れ切った目をなんとかこじ開けてパッケージの裏の成分表を読んでいれば、先月のあの「解熱剤とオムツかぶれクリームの終わらないマラソン」は避けられたかもしれない。
ああ、それからもう一つ。エヴァンス先生は爆弾発言をサラッと落としていったよ。最近のオムツは吸水性の面で言えば工学の驚異みたいなものだから、「おしっこだけなら拭かなくていい」んだって。この事実をもっと早く知っていれば、何万円ものお金と果てしない手間を省けただろうに。
僕がまんまとハマった「竹」の罠
あの発疹事件のすぐ後、Instagramでやたらと元気なインフルエンサーに勧められて、君は「環境に優しいバンブー(竹)おしりふき」をパニック気味に大量注文することになる。お願いだから、今すぐその注文をキャンセルしてくれ。
パンダにも優しそうなこのおしりふきについて、僕が痛い目を見て学んだ恐ろしい真実を教えよう。生の竹は、要するにただの木材だ。あの硬い竹の茎を、赤ちゃんの顔を拭けるくらい柔らかい生地にするためには、非常に毒性の強い化学溶剤でほとんど溶かすように処理しなければならない。その製造プロセスは環境にとって悪夢のようだし、最終的なレーヨン(ビスコース)製品に化学物質の微量が残留する可能性もある。地球と赤ちゃんの肌を救っているつもりが、グリーンウォッシュ(環境に良いように見せかけること)で包まれた化学実験の産物を買っていただけなんだ。
竹から作られたレーヨンではなく、次のような素材を探す必要がある(今の君の寝不足の脳には箇条書きが必要だろうから、リストにしておくね)。
- 100%オーガニックコットン または VEOCEL™(ヴェオセル)リヨセル: リヨセルは木材パルプから作られるけれど、有害な廃液を川に垂れ流さないクローズドループ(循環型)システムで処理されている。オーガニックコットンは言葉通り、そのままの安全な素材。どちらも竹レーヨンよりはるかに優れているよ。
- 完全無塩素漂白(TCF): この表記がない場合は、真っ白にするために塩素系漂白剤が使われていて、ダイオキシンが残留している可能性がある。ダイオキシンは危険だ。これだけは僕を信じてくれ。
- 食品グレードの防腐剤: 安息香酸ナトリウムやソルビン酸カリウムを探して。ジャムにカビが生えるのを防ぐのに安全な成分なら、基本的には赤ちゃんのお尻にも安全だからね。
君の火曜日を台無しにしないブランド
WaterWipes(ウォーターワイプス)について話そう。僕らの地域のパパママ教室の親たちはみんなこれを絶賛している。カルト的な人気があるんだ。確かに、ほぼ水と一滴のフルーツエキスだけでできているから、とてもピュアで良さそうに聞こえる。でも、ここで僕の正直で、かなりイライラした意見を言わせてもらうね。このおしりふきはあり得ないくらい薄くて、1回のウンチ漏れに対処するのに14枚くらい必要になるし、表面に凹凸のテクスチャーが全くない。だから汚れを拭き取るというより、ただ塗り広げているだけの状態になるんだ。おまけに、さっき言った「手品師のハンカチ」みたいに連なって出てくる問題もある。いざという時には使えるけれど、決して「究極の解決策」じゃない。

本当の啓示が訪れたのは、Healthybaby(ヘルシーベビー)のおしりふきを手に入れた時、そしてその直後にCoterie(コテリー)を試した時だった。この2つは、笑っちゃうくらい分厚くて最高なんだ。エヴァンス先生も言っていたけど、厚手のおしりふきならデリケートな肌をこする回数が減り、摩擦や肌荒れも減る。高品質な厚手のおしりふきなら、1回のオムツ替えで1枚、せいぜい2枚使えば済む。本物の植物繊維(リヨセルと木材パルプ)でできていて、しっかり水分を保ち、病院の廊下のリノリウム床みたいな匂いもしない。
ウンチ漏れについて言えば、今の君は双子たちが1日に3着くらいの服をダメにする時期の真っ只中だろうから、お願いだから自分のためにもオーガニックコットン ベビーボディスーツ ノースリーブ(ロンパース)をまとめ買いしてくれ。頼むから。このボディスーツのエンベロープネック(肩の布が重なったデザイン)のおかげで、大惨事が起きた時でも首元を大きく広げて、有害な廃棄物エリアを髪や顔に向かって引き上げるのではなく、服全体をお尻の下へと引き下げて脱がすことができるんだ。95%のオーガニックコットンと適度なポリウレタン(エラスタン)で作られているから、100回お湯でお洗濯しても型崩れしない。この服のおかげで、Aちゃんをキッチンのシンクで丸洗いする羽目にならずに済んだことが、少なくとも十数回はあるよ。
公園に出かける時、「泥んこレスリングの直後」よりは少しマシな格好をさせたいなら、フリル袖 オーガニックコットン ベビーボディスーツが素晴らしいよ。同じようにオーガニックの通気性があるからあせもを未然に防げるし、可愛らしいフリル袖のおかげで「今日はちゃんとおしゃれさせました」感を演出できる。周りの人たちは、君が子育てを完璧にこなしている親だと勘違いしてくれるかもしれない。
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さらさらで快適な眠りを求める、切実な願い
オムツ替えという過酷な試練を乗り越えたら、次はまた赤ちゃんを寝かしつけなきゃいけない。ここで僕からの最後のアドバイスだ。眠くてたまらない赤ちゃんに冷たくて湿った布を使ったら、彼らは間違いなく激怒する。その温度差のショックだけでも、大泣きして手がつけられなくなるには十分なんだ。
この事態を瞬時に収拾できる唯一の方法は、信じられないほど柔らかくて通気性の良いおくるみで包み込むことだ。僕らはシロクマ柄 オーガニックコットン ベビーブランケットを使い始めたんだけど、これはもう魔法だよ。2層構造のオーガニックコットンだから、赤ちゃんの体温を完璧に調節してくれる。冷たいおしりふきで冷えた体を、汗をかかせずに温めてくれるんだ。Bちゃんは今や、この小さな白いシロクマたちを「眠り」と結びつけていて、包んだ瞬間にまぶたがとろんと落ちていくのを見る時のあの安堵感は、言葉では言い表せないほどだよ。
本当に、自分のためにリス柄 オーガニックコットン ベビーブランケットを予備として今すぐ買っておいてくれ。いざという時に限って、片方は洗濯機の中に入っているものだから。午後8時に「あのお気に入りのブランケットがない!」という純粋なパニックに陥るのは、今の年齢の君の心臓には耐えられないストレスだ。とにかく2枚買うんだ。感謝するのは後でいいから。
まとめるとこうだ。安っぽいプラスチック包装のまとめ買いはやめること。爆弾処理でもするくらいの真剣さで成分表を読むこと。しっかりしたプラスチックのフタがついた、植物由来の厚手のおしりふきを受け入れること。そして何よりも、ボディスーツは「上に」ではなく「下に」引っ張って脱がすことを忘れないこと。
今夜も幸運を祈るよ。君には絶対必要だからね。
永遠の疲労感とともに、
トム(半年後の君より)
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午前3時に君が抱きそうな、厄介な疑問たち
お高めの厚手のおしりふきって、本当にそれだけの価値があるの?
もちろんだ。紙みたいに薄いおしりふきを四つ折りにして、親指が「汚れの深淵」に突き抜けるのを防ぐスリルを楽しみたいなら話は別だけど。薄いおしりふきを6枚使う代わりに厚手を1枚使えば済むから、計算上はほとんど元が取れるし、赤ちゃんの肌がサンドペーパーでこすられたみたいに荒れることもない。
ベビー用品の「香料」の何がそんなに悪いの?
現在の化粧品表示の抜け穴のせいで、企業は「香料」という言葉を使うことで、ホルモンバランスを崩すフタル酸エステルなど、100種類以上の非公開の化学物質の独自のブレンドを隠すことができるんだ。君も僕も、その中に何が入っているか分からない。それに正直言って、赤ちゃんはもともと信じられないほどいい匂いがする。わざわざ人工的なラベンダー畑みたいな匂いにする必要なんてないんだ。
乾いたコットンクロスと水だけを使えばいいんじゃない?
娘たちの湿疹がひどかった時、小児科の先生もそれを強く勧めてくれたよ。文字通り、医療用のドライコットンワイプと、温かいお湯を入れた魔法瓶を買うだけ。カフェにお出かけした時なんかは間違いなく面倒だけど、家でのオムツ替えなら、赤ちゃんの肌に触れるものを100%コントロールできる。それに、温かいお湯を使えば、夜中のオムツ替えで赤ちゃんが泣き叫ぶのも防げるんだ。
本当におしっこだけの時は拭かなくていいの?
衛生観念を持つ大人としては根本的に間違っている気がするし、本能にも完全に反するのは分かる。でも、本当なんだ。最近のオムツは水分を素早く吸収してくれるから、おしりふきで拭くと無駄な摩擦を与え、肌の自然な保護膜(酸性被膜)を奪ってしまうだけ。サッとオムツを替えて、赤ちゃんがオムツ替え台から転げ落ちる前に退散すればいいんだよ。
どうしてみんな突然、バンブー(竹)素材を嫌がるようになったの?
僕も最初は混乱したけど、結局は作られ方の問題なんだ。竹を育てること自体は環境に良いけれど、その硬い木材を柔らかいウェットティッシュに変えるには、二硫化炭素などの溶剤を使った強力な化学物質のシチューが必要になる。このプロセスはクローズドループ(循環型)ではないから、毒素が環境に排出されたり、微量が残留したりすることが多いんだ。本当の意味での安心を求めるなら、オーガニックコットンかリヨセルを選ぶべきだよ。





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