産後用のレギンスで汗だくになりながら、リビングの床に座って籐のカゴに向かってヘアドライヤーを当てていました。息子は生後3週間。Pinterestで見かけたポーズを真似して、あの穏やかで完璧な新生児の瞬間を写真に収めようと、2時間も格闘していたんです。でも結局、手編みのクッションにミルクを吐き戻され、まるでご先祖様を侮辱されたかのように火のついたように泣き出されてしまいました。
子どもを持つ前は、新生児の撮影なんて自然光さえ見つければいいと思っていました。いいカメラを買って、赤ちゃんが眠るのを待って、思い出をパシャリ。そんな穏やかな時間を想像していたんです。
でも現実はもっとドタバタです。赤ちゃんのかわいい写真を撮るには、軍隊の救出作戦並みの戦略的計画が必要なのです。
メディアでよく見かける光景がありますよね。夜中の3時に授乳しながらスマホをスクロールしていると、海外セレブが産後に撮った貴重な家族のひととき、なんて見出しが目に飛び込んできます。いつも本当に自然で美しく、光は黄金色。赤ちゃんは眠りながら微笑み、ママはちゃんと髪を洗う時間があったかのように小綺麗です。目の前の小さな命を守るだけで精一杯の私たちにとって、これはなんだかおかしな基準に思えてしまいます。
私は専業主婦になる前、小児科の看護師として何年も働いていました。ネットで見かけた無茶なことを試して、パニックになってトリアージに飛び込んでくる親たちを何千人も見てきました。だからこそ、カメラの裏側で実際に何が起きているのか、ちゃんとお話ししておく必要があります。
赤ちゃんをプレッツェルのように折り曲げないで
このことなら何時間でも語れます。新生児写真の業界には法的な規制がありません。家電量販店で一眼レフカメラを買った人なら、文字通り誰でもウェブサイトを作って専門家を名乗れてしまうのです。ネット通販で化学繊維の小物を買い集め、突然、生後6日の赤ちゃんを扱うようになるわけです。
「頬杖ポーズ(フロッギーポーズ)」という流行りの写真があります。見たことがあるはずです。赤ちゃんが手の上に小さなあごを乗せて、まるで小さな哲学者のように座っているあのポーズです。
かかりつけの小児科医が頸椎の発達について何かブツブツ言っていたことがありましたが、正直、そんなの常識ですよね。赤ちゃんの首は茹でたパスタみたいなものです。自分の頭の重さを支えることなんてできません。このポーズを自然に行うことは解剖学的に不可能ですし、信じられないほど危険なのです。
プロのカメラマンは、これを合成画像で作っています。大人の手が赤ちゃんの手首を支えている写真と、頭を支えている写真を別々に撮り、それをPhotoshopで繋ぎ合わせているのです。もし、手で支えずに赤ちゃんをこのポーズで自立させようとするカメラマンがいたら、すぐに赤ちゃんを抱き上げてその場から立ち去ってください。
リビングを処置室のように扱う
出張撮影を依頼してカメラマンを家に呼ぶなら、外科医の面接をするつもりで質問してください。百日咳などの予防接種(三種混合ワクチンなど)について尋ねましょう。もし追加接種を最新の状態にしているかという質問に対して言葉を濁すようなら、お帰り願いましょう。リスクを冒す価値なんてありません。
赤ちゃんのお世話をしている時、ママたちは無意識のうちに常にバイタルサインを確認しているものです。もし写真撮影のために赤ちゃんがきつくおくるみで巻かれているなら、手足の指先から目を離さないでください。
手足の先が少し紫や青になり始めたら、血流が悪くなっている証拠です。カメラマンは赤ちゃんを寝かせたままにするためにぐるぐる巻きにするのが好きですが、赤ちゃんはすぐに熱がこもってしまいます。顔が赤くなっていたり、肌が汗ばんで冷たくなっていたら、すぐにおくるみを解いてあげましょう。
自然光が一番綺麗に撮れるのは午前10時だと言われますが、産後のママにとって時間なんてどうせ幻のようなものですから。
本当に着せるべき服とは
息子の初めての撮影のために、私は1週間の食費よりも高い、木製のボタンが付いたパリパリのリネンのお洋服を買いました。でも着せた瞬間、息子は怒りで硬い板のようにピンと張ってしまいました。大嫌いだったんです。

結局、引き出しに入っていたオーガニックコットン ベビーボディスーツに着替えさせました。正直なところ、これはKianao(キアナオ)のアイテムの中で一番のお気に入りです。適度な伸縮性があるので、着せる時に肩を脱臼させてしまうかも…なんて心配をせずに済みました。
縫い目が平らなので、肌に痛そうな赤い跡がつくこともありません。それに、派手な柄物よりも、無染色のオーガニックコットンの方が写真映えするんです。ブランドを主張するのではなく、赤ちゃんのありのままの姿を引き立ててくれます。
自宅で日常の風景を撮影するなら、シンプルで通気性の良い服を着せてあげてください。どうせそのうちウンチで汚れるんですから。
写真の構図を考えるのに疲れたら、いつでもオーガニックベビー服コレクションを覗いてみてください。赤ちゃんが嫌がらないお洋服が見つかりますよ。
よく言われる「撮影のベストタイミング」について
あの丸まって眠る可愛らしい写真を撮るための「黄金の期間」は、生後5日から14日だとよく言われます。まだお腹の中にいた時の丸まった姿勢を保っていて、ハリケーンが来ても起きないくらいよく眠る時期だからです。
もちろん、理論的にはその通りです。でも生後5日目といえば、ようやく母乳が出始める頃で、ホルモンバランスは崩壊し、悪露のためにメッシュの産褥ショーツを履いている時期でもあります。そんな時に見知らぬ人がカメラを持って家に来るなんて想像もしたくないと思ったら、無理にする必要は全くありません。
生後6週目で目をクリクリさせてママを見つめる赤ちゃんの写真は、生後6日でバケツの中で眠っている写真と同じくらい素晴らしい宝物になります。
背景に小物を置くこと
カメラマンは撮影小物が大好きですが、私はそのほとんどが嫌いです。サビた古いワゴンに新生児を乗せればInstagramでは素朴でおしゃれに見えるかもしれませんが、看護師の目には破傷風の危険にしか見えません。

写真の雰囲気を変えたいなら、家にあるものを使いましょう。我が家では、息子をチャクラ バンブー ベビーブランケットの上に寝かせました。とても良いブランケットです。竹繊維は十分に柔らかく、カーキ色はカメラのホワイトバランスを飛ばすことなく綺麗に写真に収まります。バタバタと動く腕をこれでおくるみのように包んであげれば、飛行機から落ちていくようなポーズになるのも防げます。
色味が欲しかったので、背景にはジェントル ベビー積み木セットを散りばめました。これはまあまあ、という感じです。マカロンカラーは写真映えしますし、おしゃれな知育玩具を買っているアピールにはなります。でも現実を見ましょう、生後2週間の赤ちゃんはただの温かいお芋みたいなものです。近いうちに積み木を積めるようになるわけではありません。これは完全にただの飾りです。
無理なく自分たちで撮影を楽しむ方法
もし自分たちで写真を撮ることに決めたなら、まず過度な期待は捨ててください。
天井の照明を消して、クーファン(ベビーベッド)を窓際に寄せましょう。そして撮影を始める直前にミルクをあげてください。お腹を空かせた赤ちゃんは、非協力的なモデルになってしまいますからね。ホワイトノイズマシンをつけ、部屋の温度は26〜27度くらいのアホみたいに暖かい状態を保ってください。
お腹周りについた可愛らしいゴムの跡が写真に残らないように、撮影の1時間前にはおむつを緩めておきます。鼻の穴を下から見上げるのではなく、上から撮影するようにしましょう。
もしずっと泣いているようなら、カメラを置いてください。どうせこれから1年の間に、スマホでこの子の写真を1万枚は撮ることになるんです。顎にミルクをつけたまんまのブレたぐしゃぐしゃの写真が、結局のところ写真立てに飾るお気に入りになったりするものです。
赤ちゃんを折り紙の白鳥のように折り曲げようとするカメラマンを予約してしまう前に、Kianaoのオーガニックショップで、赤ちゃんが本当に心地よく着られるお洋服を探してみてくださいね。
よくあるご質問
ニューボーンフォトを撮る実際のベストなタイミングは?
誰もが最初の2週間だと言いますし、医学的に見てもその時期が一番よく眠ります。でも正直なところ、私が一番気に入っている息子の写真は、不機嫌なおじいちゃんみたいな顔をしなくなった生後2ヶ月の時のものです。ママ自身が「ちゃんとしたズボンを履けるくらい人間らしさを取り戻した」と思える時に撮るのが一番です。
赤ちゃんにカメラのフラッシュを使っても安全ですか?
小児科の先生によれば、普通のカメラのフラッシュで網膜に永久的なダメージを与えることはないそうですが、赤ちゃんがビックリするのは間違いありません。赤ちゃんにとってはただただ迷惑な話です。窓からの自然光を使うのが一番です。その方が肌の赤みや斑点も目立たずに綺麗に撮れますしね。
日常写真のために赤ちゃんを起こしておくには?
起こしておく必要はありません。新生児のスケジュールを無理にコントロールすることは不可能です。眠っているなら、寝顔を撮りましょう。たまたま起きてシーリングファンを見つめているなら、その瞬間をパシャリ。カメラのために赤ちゃんの睡眠サイクルを操作しようとすると、たいていは家族全員が泣きを見る羽目になります。
新生児との家族写真では何を着ればいいですか?
サイズが合っていて、ミルクの吐き戻しが目立たない服なら何でもOKです。私は濃い色のシルクのトップスを着てみたのですが、肩でゲップをされた時に激しく後悔しました。ざっくりとしたニットや柔らかいコットンなど、ニュートラルな色合いの素材感のあるものがおすすめです。いろいろな「粗」を隠してくれますし、赤ちゃんの顔に変な影を落とすこともありません。
プロにお願いするべき?それとも自分たちで撮るべき?
予算があって、撮影のドタバタを誰かに任せたいなら、きちんとした安全管理の資格や知識を持つプロを雇いましょう。でも、家に見知らぬ人が来ることを考えただけでジンマシンが出そうなら、スマホのカメラで十分です。撮影の前に、レンズについた脂っこい指紋を拭き取ることだけは忘れないでくださいね。





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